ツアー・オブ・カリフォルニアは、若手の登竜門となりつつある。以前からか?
たとえば昨年、新人賞2位となったタオ・ゲオゲガンハートは、先日のハンマーシリーズで活躍し、注目を集めた。今年のカリフォルニアでも、新人賞を巡る激しい戦いを繰り広げた。
昨年の新人賞1位だったネイルソン・パウレスは、まだ20歳と若くプロコン以上のチームへの移籍を行わなかったため、今年のカリフォルニアには出場できなかったが、先日のアメリカ選手権U23部門でロードレースチャンピオンに輝いた。
昨年のカリフォルニア新人賞は上位3名がアクソン・ハーゲンベルマンス所属だった。3位だったルーベン・ゲレイロも、現在はトレック・セガフレードで活躍している。
さらに、今年カリフォルニアで山岳賞を獲得したダニエルアレクサンデル・ハラミーリョも、先日のツアー・オブ・ハンガリーで総合優勝を果たす。彼もまだ26歳と若いコロンビア人であり、今後の活躍も期待できる選手である。
ツアー・オブ・カリフォルニアは、今年からワールドツアークラスに昇格し、ジェリー・ベリーとラリー・サイクリングの例外を除き、原則として地元コンチネンタルチームの参加ができなくなった。昨年あれだけ活躍したアクソンですら。
だがそれでも、今年ラリーのエヴァン・ハフマン(昨年山岳賞)がステージ2勝するなど、やはりワールドツアーチーム以外が活躍できる環境であり続けている。
ワールドツアーチームでも、ジョージ・ベネットという、新しい才能の開花を見ることもできた。来年も、注目すべきレースであるのは間違いない。