リッチー・ポートの勝利、フルームの意外な失速、そしてデヘントの健闘とマイヨ・ジョーヌ維持など、見所は沢山あったものの、個人的に最も気になるのが、「総合勢の状況」。
以下、総合勢として今後活躍が期待できる選手たちのタイム差状況を確認する。
(中にはアシストとして入っており本気を出していない選手もいることは十分に考えられる)
距離:23.5km
起伏:TTバイクで十分こなせる程度のアップダウン
- リッチー・ポート(28分7秒)
- アレハンドロ・バルベルデ(+24秒)
- アルベルト・コンタドール(+35秒)
- クリス・フルーム(+37秒)
- サム・オーメン(+50秒)
- ピエール・ラトゥール(+59秒)
- アンドリュー・タランスキー(+1分)
- サイモン・イェーツ(+1分3秒)
- エマヌエル・ブッフマン(+1分12秒)
- ダニエル・マーティン(+1分18秒)
- ファビオ・アル(+1分18秒)
- ヤコブ・フールサン(+1分19秒)
- ルイ・メインチェス(+1分53秒)
- ロマン・バルデ(+1分53秒)
- エステバン・チャベス(+2分14秒)
- ダヴィド・ゴデュ(+2分25秒)
え、チャベス、何やっとん??
確かにTT速いキャラじゃないのは知ってるが、イェーツやバルデと比べてもこれだけ遅いのは大事件。
やはり長期にレースから離れていた影響が少なからず出ているか。ツールもチャベス、イェーツで出るようだが、実質的なダブルエース体制になる可能性もあるかもしれないね。
あとはピュアクライマーの印象が強かったラトゥールが結構いいタイムを出しているのも驚き。タランスキーより速いしね。そう考えるとイェーツも良い。アダムの方はジロでイマイチだったが、サイモンの方は割とTT、イケる方なのかな?
個人的に期待しているブッフマンがこの位置なのは少し残念。
全体的に見るとバルベルデの調子の良さを強く感じられ、やはり今年のツールは、フルーム・ポート・バルベルデが中心となって総合表彰台を争う可能性が出てきたね。