らいたーずのーと2

旅行、自転車、現代美術、食、歴史、文学、哲学など雑多に綴る。

北陸旅行記(能登半島1周含む) 2日目「能登島・和倉温泉」

1日目に続き、2日目の旅行の記録をメモしていく。

 

suzutamaki.hatenadiary.com

 

 

2日目「能登島・和倉温泉」

五箇山の国民宿舎を出発し、五箇山インターチェンジから北上。

高岡を経由して石川県の七尾市へと向かう。

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五箇山荘の朝食所の窓から。今日も寒そうな気配が漂う。

 

目的地となる和倉温泉の辺りには、七尾市内のインターチェンジで下りたほうが近いようだったが、氷見北インター辺りで下りて、富山湾岸をドライブすることに。

なお、このあたりの高速はどうやら無料のようで? 別に早めに下りたからといってその分高速代が浮くというわけではない。

 

七尾市に入ったあたりでちょうどお腹も空いてきたので、「道の駅 能登食祭市場」に。

やはり北陸といったら海鮮。

1日目も海鮮丼を食べてはいるが、そのときはインターチェンジのフードコートの800円もの。

今日は奮発して、4000円近くする上海鮮丼と、3000円近くする握りとを頼んだ。

ウニも入った本格海鮮丼。期待通りの美味しさだった。

 

その他、浜焼きをやっていたり、安価なものでもイカ焼きなどを単品をいくつか注文できたりと、市場ならではの豪快な食が手軽に楽しめる良いスポットだった。

 

 

さて、すでに本日の目的地・和倉温泉は目の前。

しかし旅館に入るにはまだ早かったため、すぐ近くにある「能登島」に向かうことに。

 

この能登島にはジンベイザメなどを見られる水族館があり人気だが、明らかにそこ目当ての車も多く混雑していそうだったので、我々はそちらにはいかず。

 

代わりにだれも観光客は行かないような「能登島一周」を敢行した。

 

 

能登島は「海に面した水田」や、「山々に囲まれた狭い土地に並ぶ水田」といった個人的な好みに合致した風景が堪能できる最高の環境だった。

遠くには雲の隙間に隠れた日本アルプスも遠景で見え、思わず車を止めて見入ってしまったほどだ。 

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能登島1周は大体60kmくらい?

自転車で一周している人も多いようで、おススメしたいコースである。

本土と島とを結ぶ二つの橋「能登島大橋」と「ツインブリッジ」もいずれも乗りごたえのある橋だった。

 

 

さて、能登島観光を終えたあとは、いよいよ本日のお宿へ。

和倉温泉は「加賀屋」で有名な温泉地だが、さすがにそこに泊まるほどのお金はないため、その近くにある「渡月庵」へ。

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大正4年創業のお宿ということで、非常に風情たっぷり、それでいて要所要所はしっかりと近代風に改築されており旅館としても十分なクオリティを保っている良い宿だった。

 

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部屋の中や廊下も風情たっぷり。

 

 

旅館に荷物を置いたあとは、周辺の探索に。

大正天皇が皇太子時代に北陸を行啓した際に建てられた休憩所なども残っており、平成最後の日に時代を感じさせる体験を重ねることができた。

 

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こんな気が早い居酒屋も。

 

 

一通り周辺の探索が終わった後、「能登ミルク」を使ったというジェラート屋さんに。

大行列ができているうえに慣れていないのか店員の客さばきが悪く随分と時間がかかったが、手に入れたジェラートと牛乳、飲むヨーグルトはいずれも美味で、もし和倉温泉に来ることがあったならば、ぜひ試してみてもらいたい。

food-japon.com

なんか牛乳のキャラクターがかわいい。

 

 

 

探索を終えて再び宿に戻り、夕食に。

この日は北陸の特産品の1つである「のどぐろ」のしゃぶしゃぶと煮つけを用意してもらった。

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鯛に似てるようでいて、鯛よりもジューシーなのどぐろ。
頭のあたりを割ってみると本当にのどが黒い!と妻がはしゃぐなど。

セットでついてきた麩や豆腐もしっかりと味が染みていて美味しく、全体的に丁寧な作りだった。

 

 

夜はTVで平成の大晦日を騒ぎ立てる番組を見ながら、スマートフォンで木下さんのカウントダウンを耳にしながら、新しい時代を迎える。

 

翌日はいよいよ、能登半島の先っぽ、珠洲岬へと赴く。